クロスカップリング反応
当社は、遷移金属を触媒とした種々のクロスカップリング反応、例えば、鈴木─宮浦カップリング反応や有機ボロン酸(エステル)誘導体およびOLED(有機発光ダイオード)化合物をご提供いたします。
(1)鈴木-宮浦カップリング
当社は、ニ価のパラジウム(Pd(II)/C)とトリフェニルホスフィンを用いた新しいヘテロ環のカップリング反応を開発いたしました。
この反応では、従来のPd(0)/C に比べ遥かに効率的に、例えばフェニルピリジン類を合成することが可能です。
当社新研究棟開設式での 鈴木 章 北大名誉教授(2010年ノーベル化学賞受賞)です。
(2)有機ボロン酸(エステル)誘導体
芳香環およびヘテロ環ボロン酸(エステル)誘導体は、鈴木─宮浦反応の鍵中間体としてビアリール化合物合成における非常に有用な化合物です。
当社は、アリールリチウム化合物やアリールマグネシウム化合物を用いたボロン酸合成や直接ボロン酸合成によって幅広いボロン酸(エステル)誘導体の合成技術を確立いたしました。
リチウムあるいはマグネシウム化合物からのボロン酸合成
当社は、お客様のご要望にお応えし、ラボスケールから工業的スケールまで、さまざまなボロン酸(エステル)誘導体をご提供いたします。
合成に際しては、超低温反応装置(-60℃~)を使用いたします。
グリニャール試薬を用いた反応
当社は、非常に純度の高いグリニャール試薬を工業レベルで製造、販売しています。また、禁水・禁酸素条件での取り扱いが必要で、一般的には取り扱いの難易度の高いグリニャール試薬を使用する反応を得意としており、様々な化合物の製造に使用することが可能です。下図には、グリニャール試薬を用いた反応例の一部を示しています。
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