イオン液体、ピリジン塩基類、ピラジン類、アミン類、ホルマリン類など各種の化学製品の製造販売

先輩の声 海外駐在員

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住友化学ヨーロッパ S.A./N.V. 事務従事

ブリュッセル駐在員。試薬会社の技術スタッフとして勤務した後に経験者採用で入社。海外展開に積極的な広栄化学に入社後、欧州を拠点にグローバルに活躍しています。

現在の業務内容について教えてください。

親会社である住友化学の欧州地域統括会社(住友化学ヨーロッパ)に出向する形で、ベルギー駐在員として勤務しています。
ベルギーでは、フランス語を話す地域とオランダ語を話す地域があり、英語やドイツ語も話せる人も多いです。日本人スタッフのほとんどは英語しか話せませんので、日本人スタッフを交えた会議やディスカッションでは、英語が基本になります。
メインの仕事は営業活動に従事しており、欧州市場の窓口として交渉の最前線を担当しています。主な顧客は、欧米の製薬企業、化学企業などです。
私は、当社の製品販売が円滑に行えるよう、入手した最新情報をいち早く日本側の担当者に伝え、密にコミュニケーションを取りながら業務を行っています。オフィスでのメールや電話だけでなく、価格交渉や契約交渉などの重要な話をする際は、顧客を訪問する機会も多いです。
さらに、日本からの出張者のアテンドも大切な業務です。出張者の方々が、外国の地で安全に安心して行動できるように、きめ細やかなサポートを心掛けています。

広栄化学を選んだ理由は?

大学院で有機合成を専攻した後、某試薬会社の化成品工場に技術スタッフとして3年間勤務しました。その会社では、医農薬中間体の受託製造に携わりましたが、労働コストが安価な印中メーカーとの競争が年々厳しくなっており、単に顧客のレシピ通りに製造するだけでは勝負にならず、独自技術の必要性を強く思うようになりました。
その間に、当社がピリジン・ピラジン類、アミン類などの含窒素化合物の合成で培った独自技術を有し、それをベースとして、大型医薬中間体の獲得、有機金属触媒・イオン液体といったユニークな新製品の開発にも成果を挙げていることを知り、自分の考えとマッチしていると考え、経験者採用枠にチャレンジしました。
また、海外での経験を積みたいと思っており、積極的に海外展開している広栄化学に転職すれば、海外で働くチャンスが得られるのではと考えたのも理由の一つです。

この仕事のやりがいを感じるのは、どんなときですか?

駐在員としてさまざまな国々を訪問し、言葉も文化も違う国籍の人々と直接かかわれることが、最大の醍醐味であると思います。時に、語学力不足、文化の違い等から、コミュニケーションが難しくなり、それが原因でつらい思いをすることもありますが、諦めずに強い気持ちを持って真摯に対応することが、相手との信頼関係を構築する上で非常に大切だと思います。自分が苦労して入手した情報が、次のアクションに役立ったり、製品の販売に繋がったりした時に、非常に嬉しく思います。

将来の目標を教えてください。

既存製品と新製品の両方を取り扱っていますが、今後は既存製品の販売管理を効率化し、新製品開発に多くの時間を使えるようになりたいと考えています。
当社では、2014年から次世代製品の開発推進を目的とした部門横断型のプロジェクトがスタートしました。私はこのプロジェクトで、将来のビジネスの種となるアイディアを年1件のペースで提案することを目標にしています。
また、個人的にはフランス語の学習を最近始めました。英語で事足りるのですが、現地の言葉で話した方がベルギーの人々の笑顔の感じが断然良くなることに気付いたからです。こちらの方も、地道に頑張っていきたいと思います。

求職者に一言メッセージを!

数年前のNHK大河ドラマの中で、吉田松陰が松下村塾の塾生に「あなたの志は何ですか?」と問いかけるシーンがありましたが、就職活動の際も、自分のやりたいことと会社の仕事内容が合っているかをじっくり考えることをお勧めします。
広栄化学はいわゆる大企業ではないため、新人の頃からやりがいのある仕事を任せてもらえ、社内で活躍できるチャンスが多いです。一方で、福利厚生や教育体制などの制度はしっかりしており、安心して働くことができます。
自分というかけがえのないリソースを何に使うかよく考え、会社を選べば、きっとあなたの会社生活が充実して楽しいものになります。広栄化学の仕事に少しでも興味が持てたら、ぜひご連絡ください!


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